鏡の前に立って、自分の肌と向き合う【わたしを助けてくれる肌ケア】
■30年以上、一緒に頑張ってきた肌だからこそ大切に向き合いたい
30代に入ってから、肌質が年々変わっていくのを感じます。ある日突然目の周りがかぶれたり、口元が乾燥しすぎて粉を吹いたり、頬に油分がなくなったり……。一難去ってまた一難状態が顔の上で起きています(笑)。
もともと肌はけっこう丈夫なほうで、皮膚科にかかることもなかったのですが、自力で解決するのは無理だと思い、近所の皮膚科へ通うようになりました。
目元の腫れや赤みはプレドニンという処方薬を、医師から教わった方法――綿棒にとってすっとやさしく塗る。回数もひどいときは1日2〜3回、そうでなければ1日1回――を守り、定期的に診てもらっていると、たしかに良い方向へ進んでいるのを実感。
皮膚科に通うようになって変わった「いいこと」があります。
それは、每朝晩、洗面所に立つときに、自分の肌をまじまじと見て、触れて、昨日との違いを確かめ、ときに文字で記録するようになったこと。
2回目の診察時、「いつからまた(目元の腫れが)ひどくなったの?」「そのころ薬は1日に何回塗ってたの?」と医師から聞かれ、うまく説明できなかったんです。どんな仕事でもなんらかの準備をするのと同じように、自分の肌状態を事前に知って、状況を的確に伝えられるようにしないと、医師から的確なアドバイスがもらえるわけがない、と気づきました。