スキンケアで脱・乾燥肌! 化粧水の使い方がキモになる「正しい保湿」
そして皮膚からの経路で感作された「経皮感作」という状態になるのだそうです。
アトピーの方にいろいろな食べ物のアレルギーが多いのも、元々のアレルギー体質に加え、このような皮膚からの経路で感作されてしまうからなのですね。「最近はアトピーのガイドラインでも、保湿の重要性が明記されています。また、冬は乾燥によって湿疹ができる『皮脂欠乏性湿疹』の患者さんも増えます」と赤池先生。30代後半~40代でも、おなか周りや太ももが粉を吹くほど乾燥し、強いかゆみを感じてかきむしってしまう方も多いようです。
保湿のカギは、「たっぷりの水分を与えること」と「過剰な皮脂を抑えること」
肌だけでなく健康を保つのにも重要な保湿。保湿と聞くと高級な保湿クリームをコスメカウンターですすめられたことがある人も多いのでは。しかし、そのカギとなるのは、化粧水だといいます。
「保湿は2ステップでイメージしてください。化粧水などの水分による保湿。そして、その水分を逃がさないようにするクリームなど油分を含んだものによる保湿。肌をきれいに保つには、水分をたっぷりと与えてそれを閉じ込めて、皮脂腺から脂が過剰に出ないようにバランスを保つことが大切です。