顔の横幅、長さ……大顔の原因と対策
■小顔の条件
「小顔の条件」とは何でしょう?私がお客様に共通してお伝えするのは、以下の3つのポイントです。
顎のラインがシャープ
下顎骨は1枚の大きな骨なので、この形を変えることは難しい。でも、むくみやたるみ、脂肪によるものであれば、きちんとケアすればシャープにすることは可能。まずはご自身の顔を骨格から見て、本来そうあるべき顔の大きさを意識して。
立体感のあるピラミッドの形
メイクのときにシェーデングやハイライトなどのテクニックを使うように、顔に立体感を出すことで小顔に見せることは可能です。
同じトーンのファンデーションを全体的にべたっと塗ると、顔が膨張して見えてしまうので、顔周りのトーンを落として鼻筋、頬の一番高いところ、おでこのトップに小さくハイライトを乗せるだけでも、顔にメリハリが生まれ、顔が引き締まって見えます。
理想はピラミッド。鼻が一番高く、頬骨が内側に入って高さを出すと前から見ても、横から見えても美しい立体感が出ます。
卵型に近い輪郭
美容院で髪型を決めるときに、頭の形や輪郭を髪型でカバーして小顔に見せる方法があります。顎が細くシャープで、頬の高さのある卵のような輪郭だと小顔に見えます。
頬骨が外に出っ張っていたり、頬の位置が下がったりすると、顔の横幅が広がって顔が大きく見えたり、もたついて見えたりしてしまいます。
■「顔の横幅が広く見える姿勢」がある
顔を小さく見せたいと思う方に避けてほしいのが「前傾姿勢」。肩が内に入り、首から頭が前に出るので、必然的に顔の横幅が目立ち、大顔に見えてしまいます。むくみやすくもなります。結果、この姿勢が原因で顔が大きくなることも。
姿勢に気を配り、首を細く長く見せることでも、首のラインとのメリハリがでて、顔はスッキリ小さく見せることができます。
■顔の横幅が広い……小顔を遠ざける原因
今の時代、髪型やメイクで小顔に見せる方法はたくさんありますが、大人女性が目指すべき小顔は骨格レベルから。
長年の姿勢や癖、顔の歪み、左右差、筋肉の発達、衰えなど、土台から小顔を遠ざける原因が多いです。顔の横幅と長さ。最近あなたが気になるのはどちらですか?
顔の横幅が気になってきた
頬骨が出っ張ったり、えらが張ったように見える方。これは筋肉の発達が大きな原因と考えられます。何かに集中したり、ストレスを溜め込んだりすると、無意識に体が力んで常に緊張している状態に。
力みや食いしばりによって、顔が凝り固まってくすんでしまいます。悪姿勢も、頭を支えようと方や首が力んでしまい、頭痛や肩こり、首こりの原因につながります。
顔の長さが気になってきた
頬の位置が下がる、鼻の下が伸びる。これは筋肉の衰えによるもの。全体的に下がって見え、顔が長くなった印象を与えます。
また、筋肉の衰えは肌にも影響が出るので、ハリや弾力が失われてきます。無表情でいることが多かったり、顔の疲れ、リンパの滞りによっても、顔が重だるく下がってしまいます。
■「骨格」から美と向き合う
ケアを怠ると顔のサイズだけでなく、たるみやシワ、肌の悩みにもつながります。大人女性を小顔から遠ざけてしまう原因は、顔の老化の過程でもあるのです。
ご自身の顔を鏡に映る表面だけでなく、もっと深く、骨格や筋肉の状態から見直しませんか?これから先のあなたへ、顔立ちやバランス、肌の美しさにも嬉しい効果を与えてくれますよ。
この記事は2018年3月11日に公開されたものです