「綺麗になりたい」という無垢な欲望に乾杯【エルメス】
■綺麗になりたい気持ちを加速させよう
皆さま、こんにちわ。そして、はじめまして。エルメスと申します。
こちらの連載では、背中を押す激励から、時には厳しく叱咤まで、皆さんの「綺麗になりたい気持ち」を加速できるようなコラムをお届けします。
私のことを少しお話しすると、ファッション誌に勤め、長年メディアの海にどっぷり浸かった後、起業をしました。
生来せっかちなためか、短期間のうちにいろいろな苦楽を乗り越えた経験があるので、それを生かし、美学や人生観についてもお話しできればと思います。
■大人な彼との恋愛が美容への関心を高めた
私の母は美意識が高い人です。私立の女子中学に入った頃から、母の“美意識”についての指導が凄まじくなったのを覚えています。化粧品は高価なものを与えられ、体型管理のためにジムに入会することになり、ファッションも……と私は母によって鍛え上げられたと思います。
そういった環境は、周りから羨ましがられるものでしたが、当時の私はピンとはきていませんでした。そんな私が、自分の美に対して貪欲になったのは、20歳の頃だと思います。
当時、好きだった男性は自分より8つも年上。恋愛について右も左もわからなかった私は、自分の気持ちに振り回されるようになりました。