女医が教える「医学・健康情報のウソ」を見破る考え方
薬がなかなか開発できないのにドライヤーで遺伝子が変わるのか?と考えると、根拠は怪しいと気づけます。
がんが治ると謳った食べ物やミネラルウォーターなども売られていますが、本当に効果があるなら、誰も手術や副作用がある抗がん剤なんて使わずに食べ物やミネラルウォーターで治しますよね。でも、そうなってないのはなぜ?
自分や家族の健康に不安があると忘れがちですが、少し冷静になって考えることが大切です。
■誰が何のために、その情報を発信しているのか
医学・健康情報のサイトがアフィリエイト目的でないかもチェックしましょう。
例えば「◯◯が身体にいい!」というサイトが、その◯◯を成分とするサプリの販売サイトだったという場合です。販売が目的なら、いいことしか書きませんよね。
ネットの医学・健康情報には不正確なものが多いですが、鵜呑みにする前にせめて「誰が書いた記事なのか」くらいは確認しましょう。署名がない、匿名の記事は、信用度を一段階下げて読んでも構わないと思います。
医師ではなく医療ジャーナリストや医療ライターが書いた文章は確かにわかりやすいですが、科学的根拠のないものも多いです。
ただ、残念なことに看護師や助産師でありながら「布ナプキンで経血コントロールができる」