正しいニオイケアを知って、ジメジメ期を爽やかに乗り切る
初夏に向かい気温も湿度も上がると、匂い物質が拡散しやすくなると同時に、嗅覚も敏感になります。電車の中や人混みで不快なニオイを感じたり、「あれ?自分もにおってる?」と気になったり……ニオイトラブルが増えてくる季節です。
いい香りの柔軟剤やお気に入りの香水をたくさん使ってカバー?私の連載を愛読してくださっている皆様なら、それは違うのではとお気づきになるのではないでしょうか?
「いい匂い」はたくさんの匂い物質がバランスよく構成されることで生まれます。隠すだけでは、かえって不快なニオイを増幅させることもあるので要注意!
体臭は気にしすぎ禁物!
汗をかく機会も増え、一番気になるのが体臭。でも、私は、体臭に関しては神経質になる必要はないと考えています。日本人は入浴・洗浄頻度が高く、体臭もさほど強くないと言われています。清潔さを保っている限り、過剰な心配をする必要はありません。
体臭管理は肌の健康から
心配な方は、襟足やわきの下、胸の中心腺、背中の中心線など、皮脂腺が集中する部分を清潔に保つように心がけてください。このとき、洗浄力の高い石鹸でゴシゴシ洗うのは逆効果。失われた分を取り戻そうと、皮脂腺の働きが過剰になったり、肌が乾燥して保護能力が衰えたりしてしまいます。