実際に自分のカラダがどんな状態だったかを気にしたのではなく、ただ周りの人と比べた数字やサイズにとらわれてしまっていたのでした。
そして10代後半では、やはり周りがいう「可愛い」という姿と自分とのギャップを感じて、流行りの髪型やファッション、メイクをして、みんなと同じような恰好をしながら安心していた私がいました。
価値観が大きく変わったのは、20歳でアメリカへ留学したときのこと。
NYでは、周りと同じことはむしろ、とてもつまらない人間であるという雰囲気がありました。今度は自分が普通すぎて嫌にもなりました。綺麗でありたい、という思いは変わりませんでしたが、「それが本質的にどういうことなのか」を考える機会になったのです。
幸いなことに、私の周りには、自分の人生を本気で生きている人ばかり。年齢に関係なく、自分よりもはるかに年上でも、とても素敵な人もたくさんいて、その人たちはどんなことを大切にしているのか、を注意深く観察しました。
自分が美しい女性だな、と感じる方々は「自分軸がしっかりある」ということがわかりました。
彼女たちは「私はこれが好き」がはっきりしていて、それを楽しんでいました。