地黒さんでも美白は目指せる。「透明感のある肌」の作り方
はじめまして。ふねと申します。
少し自己紹介をさせていただくと、生まれつきのアトピーで肌の悩みが尽きず、その解決の糸口になれば……と化粧品メーカーに入社。皮膚科学を基に開発を行っている、某スキンケアブランドで美容部員・企画職に就いていました。
肌について人一倍悩んだ経験や、化粧品業界で見聞きしてきたことを活かし、皆さまのお役に立てそうなお話ができたらと思っています。
そんな私が初めて地黒を自覚したのは中学生の頃でした。友達と並んで鏡を見たとき、ふと自分の肌が全体的に茶色っぽいことに気づき衝撃を受けたものです。
当時から10年以上が経った現在も、相変わらず白いとは言い難い私の肌。
それでも長年の試行錯誤の結果、なんとか「透明感のある肌」になることはできました。地黒が色白になることはできなくても、透明感を手に入れることはできるのです。
■白いだけが「美白」じゃない
美白の要素1メラニン色素の量
普段、何気なく使っている「美白」という言葉ですが、美白には大きく分けてふたつの要素があります。
ひとつめは、単純に肌の色が白いこと。
「色素が薄い」と表現されることもあるこの要素は、肌に含まれるメラニン色素の少なさを意味します。