1年に約3回しか生理が来ない。「ヤーズフレックス(超低用量ピル)」に注目
薬に含まれるホルモンによって排卵は起きませんが、子宮内にできた子宮内膜がはがれ落ちるため、休薬期間に生理が来ます。
ピルを服用することで子宮内膜の量が減るため、生理の出血時に強い痛みを伴う月経困難症に対し、ピルは有効な薬といえます。排卵は起こらないため、服用しておけば基本的に妊娠しません。
昨年新しく発売されたヤーズフレックスも月経困難症に有効で、加えて子宮内膜症にも適用される薬です。
「超低用量ピル」とも呼ばれ、従来のピルよりも長い最長120日間の連続服用が可能です。120日間服用したあとは4日間休薬します。
服用している期間は、基本的に出血は起こりません。休薬期間のみ生理が来るので、従来のピルであれば年に12回の生理が起こりますが、超低用量ピルのヤーズフレックスの場合は、年に3回程度しか生理が来ないことになります。
ちなみに休薬期間は、服用開始から120日間、服用開始から25日間を除くどこで設けてもOKなため(※2)、出張や旅行のタイミングで服薬していれば、その期間に生理に煩わされることがありません。休薬をしたタイミングで、生理(あるいはもっと少ない出血)があり、そのあとに生理が来るのを避けることができます。