1年に約3回しか生理が来ない。「ヤーズフレックス(超低用量ピル)」に注目
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■ヤーズフレックスは従来のピルと副作用に違いはないの?
見てきたように、従来のピルとは異なる服用ルールがありますが、副作用には異なる点はあるのでしょうか。
「超低用量ピルのヤーズフレックスも従来のピルと同様、血栓症やマイナートラブル(頭痛や吐き気など)といった副作用のリスクは存在します。
しかし、だからといって、ヤーズフレックスが危険だということも、また反対に安全度が高いということもありません。
超低用量ピルのヤーズフレックスは、生理に伴う痛みをなくしたい、かつ、生理はなるべく少ない回数で済ませたいと考えている患者さんに向いた薬です」
■ヤーズフレックスで生理が年3回しか来ないのは、体に悪くない?
ヤーズフレックスを服用した場合、生理は年に約3回しか来ない状態になります。妊娠を望まない期間に生理があることにはどんな意味があるのでしょうか?
「妊娠を望まないのであれば排卵は不要ですが、子宮内にできた子宮内膜は交換するほうが健康上は良いはずです。
ヤーズフレックスは年3回の消退出血・生理を引き起こしますが、この薬が現在日本で承認されているもののなかで、最も生理の回数を減らせるものです。