1年に約3回しか生理が来ない。「ヤーズフレックス(超低用量ピル)」に注目
年に3回の生理は、今のところ“体に安全を確保できる最低限の生理の回数”と医学の世界で判断されているといえます」
さらに山中医師は、ピルあるいは避妊のための低用量ピルを数年続けて飲んでいると、子宮内にできる内膜が薄くなり出血量が減ってきます。こういった場合に、出血が少量になったことを心配する必要はない、とも補足しました。
■ヤーズフレックスは、より快適な生活を送る選択肢のひとつ(まとめと取材後雑感)
今回、ピル、超低用量ピルのヤーズフレックスについてお話を伺いました。意外だったのは、今回焦点を当てた超低用量ピルのヤーズフレックスには避妊のための自費の処方はないということ。
ピルにも複数種類があることは理解していましたが、月経困難症のためのものは「LEP」、避妊のためのものは「低用量ピル」という分類が明確になされている点も初めて理解しました。
日本以外では避妊目的の処方もあるというヤーズフレックス、この国内外での扱いの差はどこに起因するのか?今回その理由を探ることはできませんでした。
月経困難症に対処する薬は、自分の体の働きに大きく作用するもので、「生理の回数を減らしていいのだろうか」