ささくれケアにワセリンを。皮膚科医に聞いたシンプルな指先ケア法
■夜は固形の油分、昼は液体のオイルで保湿
その日に処方されたのは、なんと大量のワセリン。
「夜はすべての爪と指の隙間にワセリンを詰めてから寝てください。高保湿な油の塊で乾燥しやすい部分を埋め立ててしまえば、乾燥のしようもなく回復も早いですよ」という、合理的ながらも衝撃的な指導を受けました。
ワセリンのべたつきが気になる場合は、綿の手袋を使用すると良いそうです。実際、いつも通りに手全体をクリームで保湿した後に、爪ですくうようにして指先にワセリンを詰めて寝てみたところ、朝には爪まわりがしっとりと柔らかくなっていて感動しました。
医師いわく「日中の油分詰め保湿は努力目標」とのことでしたが、ハイポキニウムを育てたいこともあり、なるべくこまめに保湿するようにしています。
とはいえ、指先がワセリンまみれでは仕事も家事もできないので、べた付きにくい液体のオイルで保湿。オイルなら爪と指の隙間に1滴たらすだけで、爪のフチを伝って側面や根本の方まで広がってくれるので、よりしっかりささくれ予防ができている実感があります。
■面倒なささくれケアこそ、割高でも専用アイテムの力を借りて
このケアを始めて感じたのは、「単純だけれど、けっこう面倒くさい……」