試行錯誤しながら自分に合うメイクを知ると、揺るぎない自信につながる【はらちゃん×劇団雌猫】
「誰のためにメイクしてる?」
劇団雌猫が昨年10月に出した新刊『だから私はメイクする』には、そんな問いとともに、さまざまな目的をもっておしゃれをする女性たちの寄稿が掲載されている。
そこに描かれているのは、自分の顔を「真っ白なキャンバス」としてお絵描き(=化粧)にハマる女性や自分の理想とするバストを手に入れるため育乳に励む女性、デパートの販売員として相応の容姿を実現するためにメイクを勉強する女性……など多種多様。どうしても、メイクやファッションは「モテ」のイメージとつながりやすいが、よくよく見てみれば、そこにある目的や手段は人それぞれだ。
一方、特に独特のメイクの楽しみ方をしている女性がいる。漫才コンビゆにばーすのはらちゃんだ。
昨年出した『欠点の数ほど美人になれる! ゆにばーす はらの♯詐欺メイク』(以下、「詐欺メイク」)には、彼女が独学で生み出してきた「詐欺メイク」メソッドの数々が紹介されている。
書籍や、彼女のInstagramに並ぶ写真の数々は、一見してゆにばーすのはらちゃんだと気づくものではないだろう。
最近では、美容雑誌の付録などでコラボするなど、メイクの世界に深く携わるようになった彼女だが、舞台上では依然薄化粧で「ブスいじり」