もちろんたくさん食べれば太るのですが、食べなくても便が出ないことによって、腸内環境が悪化し、太りやすくなるという恐ろしい状況は改善され、腸内環境の変化を感じました。
帰国後、はっきりとした原因がわからなかったのですが、「やはり原因はキムチなのでは?」という仮説をもとに、菌のこと、発酵のこと、腸のことに関する書籍や研究論文を読み、自分なりに勉強を始めました。
腸内環境の変化は、便秘になりにくくなるのはもちろんのこと、エネルギー代謝やココロの安定、病気や老化の予防など、健康にも美容にもとても大きな影響があることを知りました。
そしてこのとき、これからは腸内細菌の存在を意識しながら、腸内細菌たちを「ペット」だと考えて、二人三脚で生きていこうと決めました。
残念ながら、今でも便秘薬は、わたしの生活にとって手放せないものです。実は帰国後、日本でも韓国産の手作りキムチを探していろいろ試してみたのですが、当時のように便秘薬がまったくいらなくなるくらい、私の腸内細菌と相性がいいキムチが見つけられていません。あれはほんとにすごかった(笑)!
ただ、自分の腸内細菌が好きなことを研究していくことで、以前は便秘薬を飲んでも4~5日に1回しか排便できませんでしたが、飲めば毎日必ず排便でき、満足いく量が出るようになり、飲まないで実験してみることもできるようになりました。