「眠らないと太る」ってホント? 睡眠とダイエットの深い関係
食事制限や運動をしてるのに、なかなか思う通りに痩せないと言う人。ちゃんと睡眠はとれていますか? 「え? 睡眠とダイエットって関係あるの? 」という声が聞こえてきそうですが、じつは大いに関係があるのです。
最近では、「メタボリックシンドロームと、睡眠不足&睡眠の質の低下が肥満のもとになる」ということが言われ、多くの研究が進められています。
ベッドメーカーのパラマウントベッドによると、「ある看護師さんを対象にした実験によると、5時間睡眠のグループが6時間以上睡眠のグループに比べ、体重が重く、さらに年齢を重ねるごとに急激に体重が増加しているという学術調査もある」のだとか。
つまり、睡眠不足なほど体重は重くなり、年齢とともにさらに太る傾向が強くなることが分かります。
■なぜ、睡眠不足だと太るの? 睡眠が少ないと肥満になりやすい原因は、大きくわけてふたつ。
1. 睡眠不足が摂取カロリーの増加を招く
2. 消費カロリーの低下
まず、(1)について解説すると、夜までダラダラ起きていると何か食べ物を口にする機会が増えます。単に食べる量が増えるだけでなく、寝る前に摂ったカロリーは脂肪に変わりやすいという事実も。
また、睡眠が短いと食欲抑制ホルモン「レプチン」の分泌量が減り、食欲亢進ホルモン「グレリン」の分泌が増量。つまり、睡眠が短いだけで空腹を感じやすくなり、日中もカロリーを摂りすぎる傾向になってしまうのです。
そして、(2)の消費カロリーの低下は、さらに体重増加を加速させる要因になります。寝不足で身体が疲労すると、必然的に日中の運動量も減ることになります。