「油は太る」というイメージをもち、摂取することに罪悪感をもっている女性は多いことでしょう。しかし、油は三大栄養素の1つ。体を構成するのに欠かせないもの。では、一体油は体内でどのような役割を果たしているのでしょうか。
■体内で油が欠かせない訳「女性ホルモンアップ」という言葉をよく耳にします。女性ホルモンの働きを助けるイソフラボンやリグナンにも注目が集まっています。実は油はホルモンの働きを手伝うどころか、ホルモンそのものの材料なのです。ですから油抜きダイエットなどを行ってしまうと生理が止まってしまうなどホルモンバランスが乱れてしまうことは当然な訳です。
またそれだけではなく、体を構成している60~100兆個の細胞を取り囲む細胞膜そのものが油でできているのです。体全ての中で一番油の多い臓器は脳。なんと脳は60%が油でできているのです。
つまり、油の供給が断たれると、神経伝達をはじめ、全身全てにあらゆる不調がでてしまいます。それほど大切な油ですが、皆さんは普段どのような油を摂取されていますか?