低カロリーやノンカロリー食品は、ダイエットに励む女性には嬉しい響き。貧しかった時代では、まさかカロリーにならないものにお金を払う時代が来るなんて考えられなかったことでしょう。まさに贅沢な飽食時代だからこそ成り立つ「ダイエット」を売りにした食品。
■ゼロカロリーは太らない!? でもよく考えてみてほしいのです。色のついた味のある甘い飲み物。カロリーがないならば、一体何を材料に作られているのでしょうか。それは、人工甘味料や着色料…。食べ物ではないものがたくさん混ぜられています。
今すぐ健康を損なうものではないにしても、体に有益ではありません。
またその瞬間は摂取カロリーが少なくてすんだとしても、それが続くことで、結果的に健康を損ない、代謝機能も低下してしまうのであれば、長い目でみれば、痩せ体質からは、むしろ遠ざかっているのです。
■「ゼロカロリー」でも0kcalではない魅力的なキャッチコピーで、ついつい惑わされてしまう商品のPR広告。実は、栄養表示基準によって、飲料100mlあたり5kcal未満であれば「カロリーゼロ」「カロリーオフ」と表示することができます。ですから本当に0kcalという訳ではないのです。また、飲料100mlあたり、20kcal以下であれば「カロリーオフ」や「低カロリー」とうたえます。
「シュガーレス」や「ノンシュガー」「無糖」も同様。飲料100mlあたり0.5未満でこのように表記できるのです。