乾燥、敏感肌? 皮膚の保護に万能な「カレンデュラオイル」
乾燥が気になってくるこの季節、保湿対策は万全ですか? 外気からの冷たい風にさらされ、室内は暖房で肌表面の角質は普段よりも水分を失いがち。皮膚の機能として重要な“保護”の役割は、お肌の角質層がどれだけ水分を蓄えられているかにかかっています。
そんな潤いを失いがちなお肌にぜひお試しいただきたいのが、カレンデュラオイル。
このカレンデュラオイルは他の植物の種や実から直接採られるオイルと抽出方法が異なり、植物を乾燥させたハーブをオリーブオイルなどの植物油に浸して成分をじっくり抽出して作ります。そのハーブに使われるのが黄色いお花のカレンデュラ。(日本では、キンセンカ、またはポットマリーゴールドと呼ばれています)
エジプトが発祥の地で、その後、アメリカ、カナダに渡り南北戦争の際に、カレンデュラを使って傷の手当をしたことから、広くその皮膚治癒力が広がりました。
ヨーロッパの人々はこの黄色いカレンデュラのお花を太陽のハーブと呼び、家の庭で栽培し、乾燥させ、オリーブオイルに付けて成分を抽出し子供の外傷や打撲、女性の肌荒れ、やけどの治療などにも用いて来ました。
カレンデュラのお花を抽出させる植物オイルには低温圧縮したエキストラバージンオリーブオイルが用いられることが多く、オレイン酸をたっぷり含んだオリーブオイルの効能とカレンデュラのハーブの効能、両方を併せ持ったオイルなのです。
次のページでは、カレンデュラオイルの作り方をご紹介します