香りにも性別がある? 女性向き、男性向き、ユニセックスな香りを見分けるコツ
数年前、『話を聞かない男、地図が読めない女』という本がベストセラーになりました。そこに書かれていたのは、女性と男性では考え方が根本的に異なっている、ということでした。
性別の違いは、香りの好みにも現れています。そこで今回は、性別と香りに関するお話を、いくつかご紹介していきましょう。
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■好みの香りがする人を好きになる男性、好きな人の香りを好む女性一般的に「男性は良い香りがするから、その女性に惹かれることが多い」といわれています。男性が好きな香りとしてあげられることの多い、石けんやシャンプー、柑橘系の香り。そうした香りがする女性に、男性は無意識のうちに惹かれているようです。
一方、女性はというと、まったく違います。
香りが好きだから、その人を好きになるというのではなく、「好きな人の匂いだからこそ、香水だけでなく体臭やタバコの残り香などでも好きになる」という傾向があるようです。
もちろん、すべての人に当てはまるとは言えませんが、香りに対する感覚は、男女でだいぶ異なることがわかるエピソードですね。
■男性向け、女性向けの香りがある? 実は、アロマテラピーの香りにも男性向き、女性向きの香りがあり、それはある部分を見ると、匂いをかがなくてもわかるのです。ある部分とは、香りに使用している「植物の学名」。
植物の学名はラテン語を使用しています。「属名+種小名」であらわされており、属名には特徴があります。
たとえば、ラベンダーの学名は「Lavandula angustifolia」で、属名の「Lavandula」です。この属名の、最後の文字に注目してください。
「Lavandula」と、「a」で終わっていますよね。
属名の最後が「〜a」で終わっている場合、女性向けの香りであることが多いのです。ちなみに「〜us」で終わっている場合は男性向け、「〜um」で終わっている場合は中性向け(ユニセックス)な香りのことが多いです。以下に、例をあげてみました。