「骨盤底筋」を制する者が美を制する! 知られざる “デリケートゾーン” のこと
加齢や運動不足、出産… 「骨盤底筋」が衰えるとどうなるの?男性と女性では、そもそも骨盤底筋の構造が異なっています。男女では何が違うのかというと・・・
【女性】
・穴が3つ(尿道・膣・肛門)
・横長で広い。支えているものが多い(腸・膀胱・子宮・卵巣)
【男性】
・穴が1つ(肛門)
・縦長で狭い。支えているものが少ない(腸・膀胱)
「縦に細くて穴が
1つという男性の骨盤底筋は、瞬発的にギュッと収縮でき、
重いものを持つのにも適しています。対して女性は、支えているものもたくさんある上に、穴が
3つで面積が広いため、一気にすべてを収縮させるのに向いていません。
素早い動き、大きな力を発揮しにくい
弱さから、
レディーファーストが生まれたといっても過言ではないと思いますね」(kyo先生)
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そんなふうに複雑な女性の骨盤底筋は、他の筋肉と同じように
加齢や運動不足によっていつのまにか衰えて弾力を失ってしまいます。ましてや
出産によってダメージを受け、緩む人もいます。そうなると、尿もれどころかさまざまな不調の原因になったり、
下腹部がポッコリと出てきたり…。ひどいと
“子宮脱(子宮が膣から脱出してしまうこと)”を招きます。骨盤底筋を見くびってはいけない理由はそこにあります。