生理前、思ってもいないことを思わず口に出してしまい、生理がきた途端後悔する。そんな経験はありませんか? 普段は気にならない、ちょっとしたことにイライラ、ムカムカ。自分ではどうすることもできない、あの感覚。
(c) olly - Fotolia.com
でも、それはあなたのせいではないのですよ。今日はPMS(月経前症候群)と上手く付き合う方法をご紹介します。
■自分の中のPMSを発見する
当たり前のことですが、生理がくれば出血をするので間違いなくわかりますが、PMSは生理前に起こるため、次の生理との時期的な関係性を明らかにしなくてはなりません。症状が毎期を通じて繰り返えされているか、どんな症状だったか、確認記録していくことが必要です。
「繰り返しのある現状を観察する」という行為は、「予想的中の達成感」があるためか、多くの女性がおもしろいと感じるようです。
そして次の周期が「予想される時期」に「予想される結果」が起きることを認識することで、改めて「PMSの発見」になるのです。
■「病名」が与えられているということ。あなた自身が悪いわけではない
これまで自分ではどうすることもできない性格なのだ、と思っていた感情の不安定さや、ネガティブになってしまう思考。これは「月経前の一連の困った行動は、自分のせいではなく、PMSが自分にさせていたことだ」と解釈の逆転をしてみてはいかがでしょうか?
なんだか「救われた気持ち」を感じませんか? “自分を責め続けていた” こと“自分の悪い性格なのだ”と思いこんでいたことから解放してあけましょう。
そして、PMS期は風邪のようなもの。ゆっくりココロとカラダを休め、好きな事をしてリラックス。気持ち落ち着かせてあげることで、PMS自体も大分軽くなるはずです。
■PMS期にすべき3つのこと
1.生理前1週間はなるべく予定を空けましょう
ビッシリと詰めてしまった予定。
どうしても気分がのらない。行きたくない。そう思うこと、ありませんか? まさに、ストレスの元となり得ます。
予定をあけておけば、仕事帰りにウィンドーショッピングやネイルやエステ。気分転換をする時間がとれます。気持ちをリラックスさせることが何よりも大切です。
2.PMS期に多く食べるように心がけたい食品
PMS症状の強い方はビタミン・ミネラルが不足していると言われています。またPMS期は神経系が不安定な時期でもあります。
安定させるためにも「ビタミンB6」を多く含む食品を摂りましょう。
・豚肉
・バナナやみかんの特に白いスジ
・プロセスチーズ
・牛乳
・豆乳
・ひまわりの種
・アーモンド
・すじこ
・たらこ
・赤身魚
等…
ことに「ビタミンB6」はたんぱく質や脂肪の吸収・代謝を助け、中枢神経系を正常の保つ働きがあります。「ビタミンB6」は”幸せホルモン”と呼ばれる”セロトニン”を生成するトリプトファンが多く含まれています。意識的に摂取し、“幸せ”を感じましょう。
3.上手な仮眠と休養をとりましょう
生理前はどうしても眠くなる、という方はとても多いです。これは女性ホルモンの影響です。自然と日中に強い眠気がでたり、逆に夜は体温が上がるため、眠りが浅くなったります。
そんな時は無理に起きていようと思わず、身体が休養、睡眠を欲していると考えて、自分へのご褒美と考えましょう。
月経は成熟、健康のあかしと捉え、眠気も新しいサイクルの始まるための必要な休養と考えましょう。
PMSを克服して、自分らしく生きていく
PMS月経前症候群が、“ある”のが当たり前と思い込んでいませんか? 実は当たり前ではないのです。
自分の身体と向き合うことで、気付くことが沢山あります。またそこから、本来の自分らしさを見いだすこともできます。
あなたには生きる力があり、幸せになる価値があるのです。自分らしく輝いてくださいね。