「巻き爪」治療の常識が変わった! 再発しない最新治療「NaOH」に注目
巻き爪はれっきとした病気。原因にあった治療法を!ただ、先天的に巻き爪になりやすい人も確かにいるようです。それは、爪の幅が広い人、爪が大きい人など。
オーバーサイズネイルと呼ばれる爪で、そもそも皮膚に爪が食い込みやすい形です。
© leszekglasner
「巻き爪の原因は一概には言えないため、まずは
原因を見極めることが大切です。爪の医療に詳しいドクターなら、その方の爪の形、歩き方・立ち方の癖などを総合的に見て、原因を特定することができるはずです。巻き爪はれっきとした
病気です。原因を特定できないまま、やみくもに
矯正などの
対処療法をしても
完治は望めないと思いましょう」(桑原先生)
もちろん、単純に爪が原因だった場合、桑原先生のクリニックでは巻き爪専用のワイヤー矯正治療を行います。
「VHO巻き爪矯正ワイヤー」と呼ばれるもので、従来のワイヤー治療に比べ、爪が短くても装着することができ、付けていても邪魔にならないのが特徴。ワイヤー挿入の際、痛みが少ないのもメリットです。
「膿んで痛みがある人は、初回は爪を切っておしまい、ということもありますね。正しく爪を切ってあげるだけで痛くなくなることも多いもの。再発予防のために正しい切り方の指導もします。
また、外反母趾が原因でも、軽い巻き爪なら、きちんとした
機能性インソールを入れてもらうことで改善されることもあるんです。クリニックの治療用インソールでなくとも、市販のインソールで治る人もいます。もちろん、小さすぎる靴、大きすぎる靴、つま先がきつい靴などは足に負担をかけ、巻き爪を助長してしまいますから、
靴そのものにも気をつけてもらいます。
こういった指導でも治らない、再発してしまう方には、
根本治療の
『NaOH』療法をオススメしています。痛みも少なく、歩いて帰っていただけますよ!」(桑原先生)
さて、『NaOH』とはどんなものでしょう?