違いを知って飲み分けよう! 毎日水を飲んでキレイになれる理由
飲料用として、また調理用として、私たちが毎日飲んでいる水。体の約60%が水分でできている私たちにとって水分補給は必要不可欠です。
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スーパーやコンビニで、さまざまな種類の水を手軽に購入できる昨今。そんな毎日の水を、なんとなくで選んでいませんか?
目的に合った水選びのために、それぞれの水がもつ特徴や効能をくらべてみましょう。
■さまざまな水の種類とその特徴
・軟水、硬水
軟水と硬水の違いは、カルシウムとマグネシウムの濃度で表わされる指標、「硬度」の違いです。軟水は、硬度が120mg/L 以下の水で、日本の水はほとんどが軟水です。
軟水は口当たりがまろやかで飲みやすく、どんな料理にでもよく合います。体への刺激も少ないため、体調不良のときや、胃腸が弱い方でも安心して飲める水です。
硬水はのどに通りにくいような独特の重さがあり、軟水にくらべると少し飲みづらいと感じる方もいるかもしれません。
しかし、マグネシウムとカルシウムの濃度が高いため、美肌つくりに欠かせないミネラルを補給するのに適しています。
また、腸を刺激するので便秘解消効果もあり、健康、美容効果の高い水です。
・炭酸水
炭酸水とは、二酸化炭素が溶けこんだ水で、糖分をふくまないものです。シュワシュワとしたのど越しで、食事と合わせてもさっぱりと飲めます。
炭酸水をコップ一杯程度、朝一番に飲むと、硬水と同じく便秘解消効果が期待できます。食前に飲むと、胃腸を刺激して食欲を増進させます。
さらに、その量をコップ二杯程度に増やすことで胃がふくれ、食べすぎを防止できます。
また、炭酸水を飲むと、胃腸の表面から浸透した炭酸が血管に入り、全身の血行が改善されます。
血行がよくなるため、老廃物の排出力や、体の代謝が高まります。炭酸水は、飲みかたによってさまざまな効能が期待できる水といえます。
・水素水
水素水とは、水素分子が豊富にふくまれた水のこと。味は普通の軟水と変わらず、まろやかで飲みやすい水です。
水素の流出を防ぐため、ペットボトルではなくアルミパウチでの販売が主流です。
水素水の魅力は、その高い抗酸化作用にあります。水素水は体内の悪玉活性酸素を除去し、さまざまな病気の予防や、特に女性にはうれしい老化防止効果が期待できるといわれています。
他の水にくらべ少し高価ですが、美意識の高い女性には人気の水です。