2016年3月27日 14:00|ウーマンエキサイト
十全大補湯で痩せる? 自分にあった漢方で効果的に痩せる
毎日エクササイズに励んでいるし、低カロリーな食事を心がけている。悲しいかな、年齢を重ねるごとに代謝が悪くなるせいか、がんばっているのに成果がでないこともありますよね。そんなときにも漢方が役立つことを知っていますか? ダイエットがうまくいかないときは、漢方に頼るのもひとつの手です。
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十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)なかなか痩せない場合は、痩せにくい体質になってしまっているのかもしれません。女性に多く見られる低体温は、代謝を下げてしまいます。そんなときにおすすめなのが「十全大補湯」。血の巡りが悪く、冷え性の女性に効果的なのだとか。
十全大補湯にはその名のとおり、当帰(とうき)、川きゅう(せんきゅう)、芍薬(しゃくやく)、地黄(じおう)、蒼朮(そうじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)、人参(にんじん)、桂皮(けいひ)、黄耆(おうぎ)、甘草(かんぞう)の10種類の生薬が使われています。
蒼朮のかわりに白朮(びゃくじゅつ)を使うこともあります。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)夕方になると体がむくみやすい、汗をかきやすい人は、体内の水分バランスが乱れているかもしれません。その結果、老廃物がたまって肥満につながることも…。
このような悩みに効果的なのが「防已黄耆湯」。防已とはツヅラフジ科の植物の根で、体の中にたまった水を排出する作用があります。これに利尿作用や汗を調節する黄耆などの生薬を組み合わせることで、ダイエット効果が期待できます。あまり運動をしないぽっちゃり体型の人にも効果的。むくみによる下半身太りには「牛車腎気丸(ごしゃじんぎがん)」が処方されることもあります。