爪メラノーマの見分け方。爪に黒い筋を見つけたら皮膚がんの可能性も
見分けるための一番のポイントとは
黒い筋が移動するかどうか。これが見分けるための一番のポイントです。
日本国内でメラノーマを発症する人は、年間で1,500~2,000人といわれています。患者数は多くはありません。ほとんどの爪の異常は、爪下出血やホルモンバランスの異常、便秘でもおこります。
自分でメラノーマか判断するのは難しいかもしれないので、皮膚科で診察を受けると安心です。
転移しやすい! 死亡率が高いメラノーマ
爪にできた筋がメラノーマだった場合、病院では悪性か調べるために患部の皮膚組織の生研をおこないます。悪性と判断されると、CT検査やMRI撮影、レントゲン検査をして転移しているか調べます。
メラノーマの進行度は、症状が軽い(早期)順から0期~IV期のステージに分かれています。転移がみられるIV期患者の5年生存率は10%と非常に低いことから、転移しやすいメラノーマはがんの中でも危険な病気といえるでしょう。
I期でメラノーマが見つかったとしても、進行を防ぐために患部がある指を切断する可能性がありますが、5年生存率はほぼ100%に。メラノーマはいかに早く治療を開始するかが重要なのです。
爪メラノーマは、早く治療すれば生存率が格段にあがります。「この黒い筋はメラノーマでは?」と思ったら、悩む前にすぐ皮膚科へ行きましょう。