現代女性に不足しがちな栄養素を補う ママのための「サプリメント」の選び方
■美容に欠かせない「ビタミン類」
皮膚や粘膜の健康を維持したり、体の調子を整えたりする役割を担っているビタミン類は、美容には不可欠な栄養素です。ビタミンにはさまざまな種類がありますが、食事が偏るとビタミン類全般が不足し、とくに皮膚や粘膜にトラブルが現れやすくなります。
肌荒れや口内炎が気になるときや、外食続きで野菜不足だと感じるときは、多種のビタミン類をバランスよく含むサプリメントをとると、トラブルの改善や予防につながるかもしれません。
■女性ホルモンに似た働きをする「大豆イソフラボン」
納豆や豆腐などの大豆製品に多く含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンとよく似た化学構造と働きを持っていると言われています。
大豆イソフラボンのサプリメントをとると、閉経を迎える50歳前後にエストロゲンの減少によって起こる、ほてりやのぼせ、イライラといった更年期の症状を改善・予防することが期待できます。
最近では、大豆イソフラボンの代謝物で、より高い効果が得られるとされている「エクオール」のサプリメントも販売されています。ただし、更年期の症状や体質は人それぞれ。症状が深刻な場合や、サプリメントをとっても悩みが解消されない場合は、婦人科を受診することをおすすめします。
最後に、サプリメントをとる際の注意点としてお伝えしたいのは、多く摂取するほど体には良いわけではないということ。製品のパッケージに書かれている目安の用量を超えないよう、適量を摂取しましょう。
(参考)
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厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」
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