カモミールティーで目を洗う!? ドイツのびっくり健康法
■窓を開けたら風邪を引く?
もうひとつ、今でも信じられているのが、「空気の流れにあたると風邪を引く」というものです。窓を開け放しておくと、気圧や温度によって部屋の中に空気の流れができますよね。この気流のことを、ドイツ語では“Zug”といいます。Zugはおもに“列車”という意味です。
このため、ドイツでは窓を開けっ放しにせず、換気の必要がある場合はしばらく窓を開け放し、そのあとで必ず閉めます。
専門家によると、医学的根拠はなにもないようです。しかしながら、今でも忠実に守られているので、たとえばうだるような暑い日でも窓を閉め切ったままのところが多く、外国人がぶつぶつ文句を言う姿も見られます。ドイツでは今でも冷房のないところが多いので、真夏の閉め切った部屋はたいへんな苦痛となります。
いかがでしたか? ところ変われば常識も変わる、違う国の人から見たら「おもしろい」と感じる風習はたくさんあります。いろいろ調べてみるのも楽しいかもしれませんね。