【医師監修】アーモンドは食べ過ぎると危険!? 体への影響とは
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ヘルシーなおやつとして人気のアーモンド。ダイエットのほか、美容のためにアーモンドに注目している女性も多いことでしょう。
しかし、アーモンドが体によくない影響を与えるというウワサも……。果たして本当なのでしょうか? アーモンドがもたらす体への意外な影響をご紹介します。
【監修】
イシハラクリニック副院長 石原新菜 先生
小学校は2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。
著書に、13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸し生姜健康法』(アスコム健康BOOKS)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(PHP研究所)等30冊を数える。
■そもそもアーモンドにはどんな栄養があるの?
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アーモンドに含まれる栄養素
アーモンドには活性酸素から体を守り、アンチエイジング効果のあるビタミンEが豊富に含まれていることが有名です。その量は、アーモンド100gあたり30.3mg。実は、これほど多くビタミンEを含む食品はなかなかありません。
ビタミンE(a-トコフェロール)含有量トップ5(100gあたり)
1位 せん茶(茶葉) 64.9mg
2位 ひまわり油 38.7mg
3位 アーモンド 30.3mg
4位 とうがらし 29.8mg
5位 綿実油 28.3mg
参考サイト:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
美容のためにビタミンEを多くとろうと思っても、お茶の葉をそのまま食べたり、油を飲んだり、唐辛子をつまんだりできるものではありませんよね。ビタミンEを手軽に摂取したいなら、アーモンドに並ぶ食品はないといっても過言ではありません。
また、アーモンドには食物繊維も多く含まれており、その量は100g中に約10g。これは、食物繊維が多く含まれているというイメージを持つレタスの約9倍にもあたるというのには驚きです。
このほかにも、女性に不足しがちな鉄分やカルシウム、塩分の排出をうながすカリウムやマグネシウムといったミネラル類もバランスよく含まれています。
妊活中や妊娠中の女性に必要な葉酸も豊富。アーモンドは特に女性にとってうれしい食べ物だといえそうです。
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アーモンドを食べることで得られるメリット
アーモンドに多く含まれるビタミンEが老化の原因にもなる活性酸素を除去し、良質な脂質が肌にうるおいをもたらします。その効果のおかげか、カリフォルニアのアーモンド農家の人たちは厳しい紫外線にさらされながらも肌がツヤツヤなのだとか!
美肌だけでなく、アーモンドはダイエットにも効果的があるといわれています。オレイン酸という不飽和脂肪酸が悪玉コレステロールを減少。腸からのカロリー吸収を抑え、食物繊維が便秘解消の手助けをするそうです。アーモンドを食べ続ける実験では、開始3カ月目から体重が減り始め他という結果も。
このほか、アーモンドは骨を強くしたり、動脈硬化や高血圧の予防、認知症の改善や記憶力向上などの効果が期待されています。