ビューティ情報『がん検査のレポート見過ごすことも…病院に求められる意識改革』

2018年7月26日 16:00

がん検査のレポート見過ごすことも…病院に求められる意識改革

がん検査のレポート見過ごすことも…病院に求められる意識改革


「早期発見が大事」と定期的ながん検診を勧められることは多いが、現場の専門医はその「異常なし」という結果を、「早計に信じてはいけない」と警鐘を――。

「当院では、杉並区に依頼されて区民のがん検診などを受け付けていますが、胸部エックス線検査による肺がんの見落としがわかったのは初めてのこと。過去に健診を受けた9,424人の方の画像を再度読影したところ、新たに44人が要精密検査という結果が出ました」(「河北健診クリニック」広報課)

7月17日、東京都杉並区の河北健診クリニックで、胸部エックス線検査で肺がんが見落とされた40代女性が亡くなったと、同病院が会見を開いて謝罪した。

死亡した女性は、4年前の健診で内科医が肺がんの疑いを指摘したものの、専門医である放射線科医が“異常なし”と判断。その後、2回の検査でも、病変が見落とされたという。ようやく肺がんがわかったのは、今年4月。女性患者が受診したほかの医療機関からの指摘がきっかけとなったのだった。

6月8日には、千葉大学医学部附属病院で9人の患者が、放射線診断専門医による画像診断書で記されたがんの所見を、担当医に見落とされるなどして、2人が死亡したことが報道されたばかり。

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