水前寺清子「脊柱管狭窄症」に悩んだ日々、ステージで転倒も
整形外科で検査をし、脊柱管狭窄症と診断された。「4〜5年後には歩けなくなり、車いす生活になる可能性もある」と医師から告げられたという。
「デビューして1年半後に、ステージでの事故で左ひざ靱帯を断裂。その後遺症で左脚の腱が外れる『腱脱臼』が起きるようになって、長年にわたって左脚をかばって生活してきたんです。バランスの悪い歩き方をして、腰に負担をかけていたのかもしれません。あとは着流し姿。腰回りをさらしでガッチリ固めた状態でステージの隅々まで動き回り、歌うわけだから、足腰にいいわけがありません。そんな積み重ねが病気となって現れたのだと思います」
’14年6月には、変形して神経を圧迫していた脊柱管の骨を削りとる手術を受けた水前寺さん。
「手術の怖さより、歩けなくなることへの恐怖がありました。歩けなくなったら、歌い手をやめなければいけません。なにしろ、ステージや生放送中に倒れたらみんなに迷惑をかけるし、ファンの方々に心配もかけたくありません。元気な姿でステージに立ちたい!という思いがあったから、手術を迷う余地はありませんでした」
手術は成功し、1週間で歩行器で動けるように。3週間の入院を経て退院した翌日にはステージに。