ビューティ情報『帝京大名誉教授が伝授「シークワーサーが血糖値を下げる」』

2018年9月29日 11:00

帝京大名誉教授が伝授「シークワーサーが血糖値を下げる」

帝京大名誉教授が伝授「シークワーサーが血糖値を下げる」


「シークワーサーなど柑橘類に含まれるフラボノイドの一種『ノビレチン』に、血清尿酸値を下げる効果があることは数年前から動物実験でわかっていたのですが、今回、初めてヒト(成人男性)にも効果があると確認されました」

こう話すのは、帝京大学名誉教授の山口英世先生。尿酸は私たちの体内で常に産生され、同時に排出されている。ところが、腎機能の低下などによって排出が十分でなくなったり、動物性タンパク質の取りすぎなどで尿酸が作られすぎると、血液中の尿酸値(血清尿酸値)が高くなり、高尿酸血症となる。この状態を放置しておくと、痛風や腎臓結石、膀胱・尿管の炎症などの原因となる。

現在、高尿酸血症の患者数は500万人以上いるといわれており、その多くが薬で尿酸値をコントロールしている。

「動物実験から、ノビレチンにはがん細胞の発生や認知機能低下、血糖値上昇の抑制作用などに加えて、尿酸の産生とかかわりをもつキサンチンオキシダーゼという酵素の活性を抑える働きがあることが報告されていました。今回は、実際にその効果がヒトでも見られるかを証明するために、初めて臨床研究を行ったのです」(山口先生・以下同)

血清100ミリリットルあたりの尿酸の量が7ミリグラム以上だと、正常域を超えることになる。

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