2018年11月2日 16:00
その手術は必要?急増中「下肢静脈瘤治療」こんな病院に要注意
さらに重症化すると、静脈瘤の部分の皮膚が硬くなって茶色く色素沈着したり、湿疹ができたり、潰瘍になってしまう人もいます。そういう症状に悩んでいる人は、治療を受けてください」
それでは、どんな治療法があるのだろうか。
「下肢静脈瘤の治療は、日進月歩です。以前は血管を抜き取って静脈瘤をとる“ストリッピング手術”という大がかりな手術が主流でしたが、’14年からレーザーや高周波で血管を焼く“血管内治療”が保険適用になり、普及しました。レーザーや高周波で静脈を焼いている時間は、わずか5分ほど。前後の処置を含めても、治療そのものは1時間程度で終わります」
局所麻酔をするので、治療中と治療後の痛みも、ほとんどない。術後はすぐに歩けるので、その日のうちに自宅に帰れるという。
手軽に手術できるようになっただけに、「病院選びには、十分注意してほしい」と広川先生。
こんな病院は要注意だ。
■豪華なインテリアや過剰なサービスが目立つ
保険診断の場合、治療費はどこの医療機関でも基本的に同じ。本来、必要ない治療や高額な自由診療が収入源になっている可能性が。
■足をちらっと見ただけで診断を下された
十分な問診や超音波検査がなければ、正しい診断は下せない。