“心の闇”を抑えるために意識したい「7・2・1の法則」とは
昨年から今年にかけて、人気女性アナウンサーや女優たちが、自身の“黒い感情”を次々とさらけだすと、「闇キャラ」と称され話題になった。容姿にも恵まれ、地位や収入面でも成功したと思われる立場にあっても、自分の存在意義が見いだせない、人生にむなしさを覚える、などと感じる彼女たちの心の内に驚かされると同時に、ネット上でその発言を支持する声の多さから、「心の闇」を抱える人たちが多く存在することも浮き彫りとなった。
「心に闇を抱えている人の多くは、心と体のバランスを崩している状態だといえるでしょう。人には笑顔で接している一方で、自信が持てずテンションだけが高く、心身が休まらず、いつも空回りしている状態ですね。対人関係、つまり、人付き合いを見つめ直すことも必須ですが、疲れきった自律神経の働きを立て直すことが先決だと思います」
そう話すのは、精神科医の名越康文先生。今日この日から、私たちが自分でできることはあるのだろうか?名越先生の答えはとてもシンプルなのもだ。
「心と体はつながっています。だから、生活習慣を見直して健康的な生活を取り戻すことに尽きます。
食事と睡眠と運動、この3本柱を規則正しく生活に取り入れて自律神経が力を回復すれば、ストレスもたまりにくくなり、心身のバリア機能も高まります。