2018年11月25日 11:00
『笑点』はボケに効く!認知症の進行遅らせる前頭葉ケア
この機能が落ちていくと、感情のコントロールが悪くなり、頑固になったり、怒りっぽくなったりします」(和田先生・以下同)
しかし、老化した前頭葉を刺激し続ければ、気持ちや意欲の老化を防ぐことができるという。
「親にはできるだけ“前頭葉を使う暮らし”をしてもらうことが大事です。前頭葉は老化すればするほど楽をしたがるので、子どもが親の前頭葉を刺激するシチュエーションを作ってあげることも、介護をするうえでの、大きなポイントになります」
そこで、老化した前頭葉を活性化させ、認知症の進行を遅らせる生活習慣を和田先生が教えてくれた。
■「やっていなかったこと」に挑戦
「脳の残存機能を高めるためには、いつもと違うことに挑戦することが最も効果的です。毎日違った道を歩く、毎日違う服を着るなど、“変化”を経験させることが、脳の活性化につながります。読書であれば、ふだんは読まない作家の本や、初めてのジャンルを選びましょう。料理であれば、今まで作ったことのないメニューにトライしてみてください」
■「年の離れた異性」との交流
「私の知人に70歳を過ぎてもなお“女性のいるお店”が好きな方がいますが、非日常の空間で年の離れた異性と会話をするというのは、脳の活性化を促します。