2018年12月13日 16:00
激しい運動をせずに15キロ痩せ「座るだけダイエット」の秘密
「激しい運動をしたり、厳しい食事制限をするダイエットや健康法より、ストレスフリーで飽きずに続けられるほうが、効果が持続します。私が考案した『7秒かけて座るだけダイエット』は続けやすく理にかなった方法です」
糖尿病・ダイエット外来の専門医、工藤孝文先生はこう話す。このダイエットでは、激しい運動やつらい食事制限をする必要はなく、「2カ月で15キロ減った」「ウエストが10センチ以上小さくなった」などの反響が患者さんから寄せられているのだという。
肥満の原因は、消費カロリーに対して、摂取カロリーが多いこと。人間の体は、30歳あたりをピークに基礎代謝が衰えていくが、食事や間食は変わらずにしっかり食べ続けていると、消費カロリーが少なくなり、カロリー過多となる。
「私たちの体のエネルギーの約60%は基礎代謝、約10%が食事の消化に、残りの約30%が運動などの身体活動で消費されます」(工藤先生・以下同)
基礎代謝というのは、心拍、呼吸、体温維持など、ただ生きているだけでも体が必要とするエネルギーで、何もしなくても消費されるものだ。
「次に多いのが約30%のエネルギーを費やす身体活動によるもの。