2018年12月23日 11:00
女医50人に聞いた「女性が受けるべきは子宮頸がん・体がん検診」
女性の体が変化していく40代。健康に不安を抱える年代だが、どこでどんな検査を受けたらいいのか迷う女性は多い。そこで本誌は、40代以上の女医50人に、緊急アンケート。「40代以上の女性が受けておくべき検査」を調査。
がんを早期発見するためには、どんな検査が必要なのか、部位ごとに見ていこう。
大腸に次いで、女性で2番目に“がん死”が多いのは肺がん。アンケート結果で気になったのは、「まずはエックス線検査をすすめるが、見落としも多い」という回答が散見されたことだ。
たしかに、河北健診クリニック(東京都)で肺がんの見落としがあったニュースは記憶に新しい。
大阪府摂津市のマツイ医院院長・大林きよ子先生は、見落としの可能性についてこう説明する。
「胸部エックス線検査では、小さいがんは見えづらいので、正直言って見落としも多い。ただ、毎年受けることで、ちょっとした変化に気づき、見落としが防げます。より詳細に見るにはCT検査がおすすめですが、被ばく量がエックス線より多い。リスクの高い肺がん家系の方や喫煙者は、1~2年に1度CT検査を受けるのがベストです」
女性のがん罹患数ではトップの乳がんは、40代後半から50代前半で罹患率のピークがくる。