2019年1月19日 16:00
薬の処方にかかる意外なお金、調剤明細書で自分の負担知ろう
処方箋をもって薬局で薬をもらうとき、薬局によって負担額が異なることが!その額は、積み重なればけっして見過ごせない額になっているようで――。
「みなさん、薬をもらうと、必ず『調剤明細書』を受け取ります。薬価はどこの薬局も同じですが、差が出るのは、『調剤技術料』と『薬学管理料』の項目。ここが立地や窓口でのやりとりなどによって異なり、調剤にかかる点数、すなわち支払額の差となっているのです」
医療保険に詳しいファイナンシャルプランナーの内藤眞弓さんはそう解説する。この調剤明細書をよく見ると、じつは気づかないうちに加算されている点数が多々あるという。そこで内藤さんが調剤明細書の「区分/項目名」でわかる、「薬の処方にかかっている意外なお金」を解説してくれた。
【区分:調剤技術料/項目名:調剤基本1】
大型病院の門前薬局より、町中の薬局のほうが50円以上高い。
「ふだん、クリニックも総合病院もひとまとめに病院と呼びますが、健康保険上では、ベッド数20床以上の病院とそれ未満の診療所に分かれます。
『調剤基本料2』となっていれば、病院の前にある薬局(門前薬局)。『調剤基本料1』は町の薬局。クリニックの前にあっても町の薬局扱いです。