2019年5月1日 11:00
御年96歳、漫才師・内海桂子「死ぬことなんて考えたことない」
「令和」の時代が幕を開けようとしている。しかし、どんなに医療が進歩しても、私たちが抱える“健康”への悩みは、消えるものではない。何歳になっても元気でいたい、大病にはかかりたくない。そのためには、何をどうすべきなのか。
その問いに答えてくれたのは、大正時代に生まれ、昭和、平成そしていままさに4つ目の元号を迎えようとしている人生の“大先輩”たち。彼女たちは、驚異的なバイタリティで、いまも表舞台に立ち続けている存在だ。
「健康の秘訣?何もない!健康のことなんか考えたことないね。だって私は病気しないから。
今は花粉で鼻水が出てしょうがないけどね、ガハハハッ」
御年96歳、そう元気に笑うのは漫才師の内海桂子師匠(96)。いまでも毎月6回、浅草・東洋館で舞台に立ち、三味線を弾きながら漫談をし続けている。自宅の居間には、何カ月も先の舞台の予定が書きこまれたスケジュール帳が張られている。
いまでは漫才協会名誉会長、まさにお笑い界の“超重鎮”として現役バリバリの桂子師匠。そのバイタリティは、昭和初期の経験が土台になっている。
「小学校3年生から、神田の更科(そば店)で子守奉公を始めたり、私はいろんなことをやってきたの。