2019年5月22日 06:00
形成外科医が解説、猫背を改善する「コブラのポーズ」とは
まずは正しい姿勢のチェックから。
壁に背をつけて立ったとき、「後頭部」「肩」「お尻」「ふくらはぎ」「かかと」の5点が壁につくか。左右の「肩」「骨盤」の高さが同じか。手の甲が前ではなく横を向いているか。膝が真正面を向いているか。足のラインがまっすぐか。つま先が正面を向いているかを確認する。
次に猫背を直し、正しく歩くためのコブラのポーズのエクササイズ。
1)手のひらは上に向けて親指を後ろにねじり、胸を旋回させる。胸を張る。指を広げる。首の後ろの筋肉はリラックスさせて。
2)肩甲骨を体の内側に寄せた後、息を大きく吸いながら、腕と一緒に引き上げる。胸をできるだけ張る。
3)息を吐きながら手のひらを下にしてストンと落とす。5回繰り返す。
「コブラのポーズで猫背が改善されると、胸椎のねじれや腸腰筋の伸び縮みが活性化され、結果的に歩幅が広くなります」(平尾先生)
最後に、正しい歩き方を実践しよう。
ポイントは胸を高い位置に保つことと、左右の肩を前後に振る動きを歩行中に取り入れることだ。
「正しい歩き方ができるようになると、腰痛の予防・改善・認知症予防だけでなく、若々しく見えるという、女性にはうれしいメリットもついてきます」(平尾先生)
健康寿命を延ばすためにも、「正しい姿勢」と「広い歩幅」を意識することから始めよう。
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