慶大教授語る「ピーナッツ」効果、生活習慣病リスク低下も
目下、食品業界でその健康効果が注目されているピーナッツ。ツヤツヤな肌をキープし、認知症も予防。そんな“老けない体”を作ってくれるというのです――。
「アーモンドやくるみなど、ナッツ類の健康効果はこれまでにもたびたび話題になってきましたが、いま食品業界が注目しているのはピーナッツに含まれる豊富な栄養素です」
そう話すのは、ナッツ類の研究を長年続けている慶應義塾大学医学部の井上浩義教授だ。ピーナッツはミネラル、ビタミン、タンパク質、植物由来の脂質などの栄養素が豊富で、特筆すべきはその“抗酸化作用”だという。
「ピーナッツの薄皮部分には、レスベラトロールというポリフェノールがふんだんに含まれており、この成分には血管を若々しく保つ働きがあります。これはほかのナッツ類と比較しても群を抜いています。以前にハーバード大学が行った研究でも、《ピーナッツを毎日食べ続けると、生活習慣病などによる死亡リスクが20%下がる》という報告がされています」(井上教授・以下同)
手軽に食べられるピーナッツに、そんなにすごい健康効果があるとは!さらに、ピーナッツから得られる効果は、女性にとってうれしいものが多いと井上教授は解説する。