慶大教授語る「ピーナッツ」効果、生活習慣病リスク低下も
「まずは便通の改善です。ピーナッツは食物繊維も豊富であるため、食べ続けることで腸内環境が整い、1日の便通が平均1~2回増えたというデータもあります。これは大腸がんの予防にもつながるのです」
また、ピーナッツは肌の新陳代謝を促し、保湿効果を高めることで、肌を健康な状態に保ってくれるという。
「これからは強い紫外線によるダメージが気になる季節ですが、ポリフェノールの抗酸化作用は肌を日焼け後の酸化から守ってくれますし、ビタミンEは美肌効果をもたらします。同時に網膜の細胞が保護されることで、目の老化予防という効果も得られるのです」
そのほか、脳の血流を活性化させ、記憶力アップや認知症の予防にもなる。さらには、活性酸素や悪玉コレステロールを減らすことで、動脈硬化を防ぐことにもつながる。
これほどまでの若返り効果をもたらすピーナッツは、“最強食材”といってもけっして過言ではないだろう。
井上教授自身、毎日ピーナッツを食べる生活を10年以上続けているそうだが、その効果を実感しているという。
「昔は難治性のニキビが出ていたのですが、ピーナッツを食べるようになってからはいっさいなくなりました。もちろん、毎日快便です」
そう話す井上教授の肌は、記者も驚くほどツヤツヤだ。