2019年6月26日 06:00
梅雨の体調不良に効果か、鍼灸師すすめる「アルミホイル指輪」
アルミホイルをこの経絡上に巻くと、ツボ押しと同じ作用が働くというのだ。
「鍼の素材である金属には、電子を放出してプラスのイオンになろうとする性質『イオン化傾向』があります。鍼を体に通すと、人の体に流れる静電気など発電現象の乱れを改善させます。アルミホイルにも同様に『イオン化傾向』があるとされています。経絡の通り道やツボの上にアルミホイルを巻くと、体の“流れ”を改善し、ツボが刺激されます。それにより、鍼治療と同じ効果が得られると考えられているのです」
用意するのは25センチ幅のアルミホイル。それを5センチ程度に切り、三つ折りにする。それを指輪状にして巻くだけ。
「肩こりがひどいときには、右手の人さし指の第2関節の上に巻き、その先の商陽というツボを刺激しましょう。このほか、下痢や便秘、ガスがたまるなど腸の不調は、右手人さし指の付け根に巻くことで、経絡『大腸経』の気の流れを促進させます。手足の冷えが気になるときは右手小指の爪の根元に巻き、『少沢』『少衝』というツボを直接刺激します。急にのぼせたように汗が出るホットフラッシュが起こる人は、『心包経』という経絡が通る右手中指の付け根に巻くと、滝のように出る汗を抑えることができますよ」
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