納豆しらすとにんにく!ヤセ菌を増やす抗酸化食材のすすめ
これが寿命の正体なのです」
計算してみると5,000に減るには100年かかることがわかるが。
「病気などになると、テロメアが余計に減少してしまい、100年あるはずの寿命はどんどん短くなる。『寿命の回数券を減らさない』方法は、まずは病気を遠ざけること、そして抗酸化作用のあるものなど、テロメアを守る栄養素を取ること。いずれも、生活習慣、特に食生活の見直しが必要なんです」
そこで藤田先生が「寿命の回数券を減らさない食べ方」を教えてくれた。
■納豆しらすでヤセ菌を増やす
「腸には約200種類の腸内細菌がいて、善玉菌と悪玉菌のほかに、そのどちらか優位なほうにつく日和見菌もあります。日和見菌には、糖質を多く吸収するデブ菌(フィルミクテス門)と、逆に糖質を強く吸収しないヤセ菌(バクテロイデス門)がいます。腸内にデブ菌が多い人は太りやすいうえ、がんの大きなリスク要因にもなる。一方、ヤセ菌が多いと太りづらく、糖化しにくくなるんです」(藤田先生・以下同)
ヤセ菌を増やす食事として藤田先生がすすめるのが納豆しらすだ。
「ヤセ菌自体の餌になるのは納豆や海藻に多く含まれる水溶性食物繊維です。さらに、納豆は血液をサラサラにする効果まである。