2019年6月29日 16:00
不眠を抱える女性に効果あり!「4-7-8呼吸法」やってみよう
眠れないのは交感神経の緊張が続いているということだ。深~い呼吸によって、緊張を和らげ、自然に眠りに入れるという。習慣にすれば「心を緩める」ことができるようにも――。
「今の時代、実に多くの人が睡眠の問題で悩んでいます。うつ病の患者さんもそうですし、女性は更年期になるとエストロゲンの量が急激に減り、自律神経のバランスが乱れ、そこからうつ状態になって、睡眠に支障をきたす人もいます。高齢の方は深く眠れずに、何度も目が覚めたり、朝早く目が覚めてしまうという方が多いです。エイジングの影響もありますが、眠れないということは交感神経の緊張状態が長時間にわたって続いているということです。深い呼吸は緊張状態を和らげてくれます」
こう話すのは、心療内科医の板村論子さんだ。
板村さんは、誰でも簡単に、しかも1分程度でできる「4-7-8呼吸法」を提唱している。
「『4-7-8』とは、4カウントかけて息を吸って、7カウントの間吸った息を止めて、8カウントかけてゆっくりと息を吐く呼吸法です。この数字は『秒』ではなく『カウント』ですので、自分のやりやすい速さでカウントしてください。ただ、吸うのが『1』に対して吐くのが『2』の比率は変わりません」