2019年7月6日 11:00
頭痛、便秘の原因に…小林弘幸教授「梅雨バテを晴らす10秒習慣」
順天堂大学医学部・小林弘幸教授
「天候が目まぐるしく変わるだけでなく、ジメジメした梅雨の季節は自律神経のバランスが乱れがち。不眠や頭痛、便秘や肩こりなどの不調を訴える女性が増加します。そんな“梅雨バテ”を解消しないまま酷暑の夏に突入すると、心身ともに大きなダメージを受けてしまいます」
そう語るのは本誌連載「血流講座」でおなじみの順天堂大学医学部・小林弘幸教授。自律神経研究の第一人者である小林先生に梅雨バテになったときの対処法を聞いてみた。
「大事なのは朝の過ごし方です。朝は“リラックスモード”の副交感神経優位から“活動モード”の交感神経優位に切り替わるタイミング。しっかり切り替えることで、自律神経が安定します。これから紹介する健康法は自律神経を短時間で整えるもの。
10秒ずつでOKなので、毎日続けましょう」
そこで小林先生が実践している朝の習慣を紹介。
■伸ばしストレッチ
頭上で手のひらを合わせて、全身をグーッと伸ばす。手を合わせるのが難しい人は手首をクロスさせる。
「目が覚めたら寝床で全身を10秒間じっくり伸ばします。体の両脇をしっかり引き伸ばすことで、腸に適度な刺激が加わり活動が促されます。