2019年7月8日 06:00
89歳ベンチプレスおばあちゃん伝授「健康寿命をのばす5習慣」
茨城県水戸市にある「オリバー・ボディビル&フィットネスクラブ」。本格的なマシンが並ぶなか、黙々とトレーニングに励むのは女子ベンチプレス世界最高齢選手である奥村正子さん(89)。
背筋も腰もまっすぐに伸びた奥村さんは先日、千葉県成田市で開催された世界大会(70歳以上の部・47kg級)で42.5kgのバーベルを上げ、見事5回目のゴールドメダルを獲得。
この日、午前10時半から2時間かけたハードなトレーニングの後、爽やかな笑顔でインタビューに答えてくれた。
「今日もまた課題ができたわ!家に帰って反省よ」
そう言って汗をぬぐう奥村さんがベンチプレスを始めたのは72歳のころ。
「若いころから選手だった人より、遅く始めた人のほうがむちゃもしないから長続きするのよ。よく飽きもせず17年も続いたと思うわ」
最近はそのパワーの秘訣を問われることが多いが、著書『すごい90歳』(ダイヤモンド社)で詳しくふれられているとおり、何よりも「日々の食事が体をつくってくれる」とのこと。そして、そんな奥村さんの健康の秘訣は、医食同源。
外食は一切せず、弁当や総菜類も買ったことがないのだとか。
「一度の転倒で、骨折して入院となり、そのまま老人ホームへ入って出てこられない友人もいます。