健康法が“不腸”のもとに!?専門医が語る「腸を痛める食習慣」
このほか、外食やコンビニ食・インスタント食品をよく食べる人も、食物繊維が不足しがちだという。おなかを冷やす生サラダではなく、煮物などの総菜を1品追加するよう心がけよう。納豆や漬け物といった発酵食品もよいという。
「漬け物に含まれるラブレ菌という植物性の乳製品は、腸内の善玉菌を増やし、便秘を解消してくれます。また、魚に含まれるEPA、DHAは大腸がんを抑制する因子の1つと認められています。肉ばかりに偏ることなく、魚もしっかり食べましょう」
さらに、ヨーグルトにも注意が必要だという。えっ、腸内環境には欠かせない食品じゃないの!?
「ヨーグルトに含まれている動物性乳酸菌は、消化の過程でほとんど消滅し、小腸にはよいのですが、大腸にはあまり高い効果が期待できません。『生きたまま腸に届く』という製品も登場していますが、それでもわずかな量です。
むしろ食べすぎによる脂肪の取りすぎや腸の冷えによる悪影響のほうに気をつけるべきです。取るのであれば、低脂肪や無脂肪のものを選ぶようにしましょう」