死亡リスク高い病気予防に摂りたい食材、その科学的根拠
また、中性脂肪やコレステロールを減少する働きも。
【柑橘類】
病気:がん(口腔がん、食道がん、胃がん、肺がん)、心疾患、脳卒中
効能:柑橘類に含まれるビタミンCが体内の抗酸化作用を促し、免疫力も高める働きをする。国立がん研究センターのコホート研究では、柑橘類の摂取の多い人は、少ない人より循環器疾患のリスクが20%低いという報告がある。オレンジ色をつくるβカロテンには抗酸化作用も。温州みかんには肝臓の疲労回復を促す作用が。
【玄米】
病気:がん(大腸がん)、心臓病、脳卒中、2型糖尿病
効能:玄米に含まれる食物繊維が血液をサラサラに、ミネラルは血糖値の急激な上昇を抑える働きが。十分な食物繊維を取っている人は脳卒中のリスクは22%減、大腸がんのリスクは16%減。心疾患のリスクが30%減になるという報告が。
米国の調査では玄米をよく食べる人の糖尿病発症リスクは36%低かったという報告がある。
【酢】
病気:糖尿病、高血圧
効能:酢は穀物や果実を発行させてできた発酵食品。酢の成分の酢酸には代謝の促進と、脂肪の分解を促進する働き、塩分の取りすぎを防ぐ働きがある。1日大さじ1杯のお酢を12週間飲んだ人は内臓脂肪・腹囲が減少したという研究報告や、血圧の高めの人が酢を6週間飲むと正常域に下がったという研究結果などが多数ある。