まつエク、顔ヨガ…皮膚科医が警鐘鳴らす「美顔習慣」に注意!
目を大きく見開いたり、口を大きく動かしたりすることで表情筋を鍛え、リフトアップ効果があるといわれているが、むしろ目元や口まわりの表情ジワが深くなり、老け顔を助長してしまう。
「皮膚と筋肉は綱引きのようにバランスをとっていて、口を両端に『イー』と動かすと、下顎からフェースラインにかけて引き下げる筋肉や、首筋の左右に浮かぶ広頸筋という薄い筋肉が発達して、かえって皮膚のたるみを助長し“輪郭の崩壊”を招きかねません」(慶田院長・以下同)
■「コロコロローラー」でたるみ加速
Y字の先のローラーで肌の上をコロコロ転がすマッサージ器は、やりすぎると皮下組織にある「コラーゲン線維」を傷つけて、たるみが加速しやすくなることも。むくみを取るために週2回くらいを限度にとどめよう。
「皮膚を筋膜と骨に固定しているコラーゲン線維は、引っ張る力にダメージを受けやすく、マッサージローラーで皮膚をつかんで引っ張ると、伸びて弱くなります。適度に使用するぶんにはむくみを解消させるメリットは得られます。朝起きて顔がむくんでいるときなど、短時間で軽く転がす程度にしましょう」
■「まつげエクステ」でまぶたが垂れる
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