内臓脂肪を蓄積させない!「おじさんの病気」を遠ざける8カ条
尿路結石、高尿酸血症……。なんとなく「男性しかかからない」と思っていた病気に悩まされる女性が増えているそう。実は、女性ならではの生活習慣が招くことも多い「気をつけるべき病気」を知り、病気を招く生活習慣を正しましょう。
「冷や汗が出るほど激しい痛みが下腹部に走り、頻尿で何度も駅のトイレに駆け込んで用を足すと、便器が血で真っ赤になったので思わず叫んでしまいました——」
悪夢の出来事を振り返るのは、都内に住む50代の女性。病院に駆け込むと「尿路結石」と言われた。
「尿路結石は汗を大量にかく夏場によく起こる病気です。体内の水分が汗で失われるので、尿中のシュウ酸カルシウムの量が増えて結晶化される。つまり“石”ができます。
その石が尿路でつまることで激痛に見舞われるのです。そもそも中高年の男性がかかる病気なのですが、最近は女性でもかかる人がいるようです」
そう語るのは、石黒クリニック(岐阜市)の石黒源之院長。女性は女性ホルモンが減少してくる年代になると、体調の異変が起こり、更年期障害のほかにもさまざまな病気にかかりやすくなる。その1つが「尿路結石」。血中のカルシウムの量が不足してくると、背骨や太ももの骨を溶かして補おうとする。